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2005年 06月 11日
先日の七面鳥Cafeで、窓際のソファー席にすわったのだが、窓際にいろんな本が置いてあり、「世界遺産」の本があった。誰ともなくそれを広げてみんなで見始めたのだが、それがなんとも素晴らしい、誘惑に満ちた本だった。地域、国ごとに世界遺産が紹介されているのだが、地図、解説、そして美しい写真。もうあっというまに次に旅したい場所が増えていく。
ポルトガル、スペイン、イタリア、中国。一度行ったことのある場所でさえ、行った時の思い出が呼び覚まされ、もう一度行きたいと思ってしまう。 ものごごろついたころから、母の趣味だったのか、美術館や博物館によく連れて行かれ、その影響だろう、大学でも歴史を勉強したし、今も歴史美術の関係の仕事をしている。そのせいか、旅というと、その場所の歴史、美術を見たり感じたりするのが主な目的になる(もちろん食べ物も重要なのだけど)。友人もそういう関係者が多いので、一緒に旅をしても行き先でもめることはあまりないのだが、一体、普通の、そんなに歴史や美術に関心のない人の旅というものはどんなものなのだろうか、とふと思う。「世界遺産」を見てもあんなに異常に盛り上がったりはしないのかもしれない・・・。
by lotus_design
| 2005-06-11 23:32
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