カレンダー
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
外部リンク
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2006年 08月 02日
昨日は母と妹と築地のインド料理屋さんへ。「豆腐と根菜のカレー」という看板が出ていて気になっていたのだが、吹き抜けになっている地下の店内は赤い壁にオペラ座の怪人に出てくるようなシャンデリアがどーんとぶら下がった不思議なお店。でもインド人のシェフが料理している本格的そうなお店だった。
豆腐と根菜のカレーはぜったいレンコンも入っているでしょうー、と母と妹が勧めるのでそれをオーダー。ちなみにナンはプレーン、黒ごま、チーズなど種類が豊富で面白い。 で、豆腐と根菜のカレー。オニオンベースとのことだったが、ふわふわしたお豆腐がかたまりで入っていてこれを崩しながら食べるとまろやかなお味。ゴボウやら人参やらがごろごろ入っている中に、薄切りのレンコンが控えめに入っていた。でもめずらしいし、おいしいし、なかなか。 帰りは妹とぶらぶら銀座まで歩いた。ほっとした気分だった。妹もそんな気分だったと思う。「よかったね。」と言い合った。 父の病気が突然発見されて、あっという間に手術をすることになり、ここ一ヶ月弱本当にみんな苦しかったし辛かった。運良く手術も無事終わり、思ったよりも良い結果で、退院した父と母は実家へ帰って行った。 入院前日に父と食事をした時に、なぜだか父に手を見せたら、子供の頃は手をつないだりだっこしたりするのでよく見たけれど、大きくなってからの手は見る機会などないので自分の子供の手の記憶は小さい頃の手なんだと友人が話していて、なるほどと思ったと言って、私の手をしげしげと眺めていて、私は思わず泣きそうになってしまった。いつの頃からかそんな風に手を触れあったりするなんて照れくさくてしたこともなかったので、これが最後かもしれない、という気持ちで一杯になってしまったのだ。 いろんな意味で父の病気は警告だったのではないかと思う。最悪の状態になる前に対処できたこと、良い方向に向かえたこと、そのすべての要因に感謝したい。
by lotus_design
| 2006-08-02 00:20
| 蓮根食
|
ファン申請 |
||